土曜日, 5月 08, 2010

便利な時代になったものだ

 自宅にサーバを置いてGabacho-Netを開設したのは、11年前の1999年5月のことである。接続サービスにはOCNエコノミーを利用した。当初月額39,900円(税込み)、1999年10月からは33,600円と、今から見れば高額だが、128kbps(当時の規格ではメタリック回線で最速)の常時接続を初めて庶民の手の届くものにしたサービスである。
 2002年8月に、フレッツISDNに切り替えた。ISDNの基本料金が月額2,919円、フレッツISDNサービス料が2,940円、OCNのフレッツISDN対応IP8が7,140円で、計12,999円。OCNエコノミーよりもずっとコスト削減になった。回線速度は64kbpsと半分になったが、メールの送受や軽いウェブページの発信にはさほど不便ではない。当時すでにxDSLサービスは始まっていたが、雷などの電気的外乱に弱い変調正弦波を使うxDSLよりも、安定性の高いパルス波を使うISDNをあえて選んだ。
 そして今年4月に光回線に切り替えた。フレッツ光の料金が月額5,460円、インターリンクのフレッツ光ファミリータイプ対応のIP8が7,350円。さらに今日(5月8日)、ISDNをひかり電話に切り替えた。これで電話の基本料金が525円で済む。合計13,335円。フレッツISDNを使っていた時よりも336円だけ高い費用で100Mbpsのインターネット接続環境が手に入ったことになる。ちなみに、OCNで同じくIP8を利用するにはこれよりも12,390円高くなる。
 ひかり電話を利用するには、ルータをNTTからレンタルするひかり電話ルータに交換する必要がある。ひかり電話ルータは6日に届いた。複数のグローバルIPアドレスを割り当てたインターネット接続にも使えるルータなのだが、説明書がプロ向きでないために、使い方をマスターするのにかえっててこずった。ひかり電話ルータの設定を始めるためには、光回線を現用のルータからはずしてひかり電話ルータに接続しなければならなかったことや、ルータを切り替えた後にDNSクエリーの入りパケットがなぜかIPフィルタで許可されないというトラブルなどで、私のサイトへのアクセスが時々不通になった。アクセスしようとした方々にはご不便をおかけしてすみませんでした。すべての問題が解決したのは、NTTの局側でひかり電話への切り替え工事が行われた後だった。
 11年前のOCNエコノミーに比べて、回線速度は780倍、費用は1/3。便利な時代になったものである。これで、今まで我慢していたAKB48の動画も楽しめるようになった。

 ところで、今日の朝、ペットのハムスターが突然死した。早朝の5時ころ、籠から出たがっていたので出してやったら、6時半ころ、衣装ケースの陰で死んでいるのが見つかった。手を差し出すと乗り、籠の外で遊ばせると私の体によじ登ったりして、心を癒してくれる家族の一員だった。ひかり電話への切り替えが今日の午前に予定されていたので、悲しみに耐えながら作業しなければならなかった。息子が動物病院へ行って心停止を確認してもらってきた。死因はわからない。

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