日曜日, 3月 23, 2008

世界に広まったらどうしよう…

 先日、オーストリアの方から、自分のサイトがS25Rに引っかかるのでホワイトリストに登録してほしいというメールをいただいて、公開ホワイトリストに掲載した。
 「どの国へメールを送った時にS25Rでブロックされましたか?」と尋ねたら、サンフランシスコにある某ブログサイトとのこと。外国でも徐々に使われ始めているようである。S25R方式を採用していると公表している外国の方はまだ少ないようだが、steeeeeveeeさんの記事を見つけた。また、少し前にはオーストラリアの方からホワイトリスト情報をいただいている。
 公開ホワイトリストへの掲載はどなたからの情報も受け入れている。個人サイトや小規模サイトは交信相手が少ないはずだからといって大規模サイトと差別するようなことはしていないし、インターネットはワールドワイドなものだから、外国のホストの情報も掲載している。
 今のところ、公開ホワイトリストに掲載されたホストの大多数は日本国内のものである。だから、国内サイトにはかなり役立つものになっていると思う。しかし、世界のホストが入ってくると、国内サイトにとっては必要以上に重たいホワイトリストになってしまう。一方、外国のサイトにとっては、自国や主要な交信相手国のホストの情報がたくさん入ってくれないと、S25R方式の運用当初から偽陽性判定を少なくできるという利点を享受しにくい。
 ホワイトリストがワールドワイドになってきたら、日本版、東アジア版、西アジア版、オセアニア版、北米版、南米版、西欧版、東欧版、アフリカ版という具合に分けることを考えようかな。願わくは、自国にとって最適なS25Rホワイトリストを提供するボランティアが各国に現れてくれるとうれしいのだが。
 あるいは、いよいよとなったら、テキストファイルによるホワイトリスト情報からDNSホワイトリストへの移行を検討しようか。かつてホスト名とIPアドレスとの対応表がテキストファイルとして一元管理されていたのが、インターネットの拡大につれてDNSへ移行したように。(参考:JPNIC「インターネット10分講座●DNS」)

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